46枚目から。

舞台と音楽のある暮し。

ミッション遂行、そして思わぬボーナスステージ

お疲れ様です。

だいぶ落ち着いてきたので、

ご心配をかけた決戦の金曜日のことを書こうかなと思います。

 

5/15。

朝から陣痛をつける薬を点滴で打ち、

自然に陣痛が始まれば経膣分娩、

陣痛がこなければ午後には帝王切開と説明を受け、絶食のみならず水分も絶たれました。

 

朝9:00から点滴を始めましたが、

これおととい来た自然な謎の痛みの方が全然痛かったけど?!と思いながら時間がどんどん過ぎ....

 

お昼前の内診で、

帝王切開手術が決まりました。

 

当たり前ですが帝王切開するか決めるまではご飯を食べられないと言われていたので、

この時点で昼飯までもなくなった絶望('ω')←

 

赤ちゃんは元気ですが、

やはり私の状態からして、

週末またぐと悪化する可能性が高いので、

人の厚い週末のうちに手術を済ませようという話でした。

 

手術は13:15から。

急いで旦那を呼び出しました。

本当は術前に会うことはできなかったはずなんですが、

看護師さんたちの計らいで偶然を装って会いました(笑)

 

「行ってくるー!」と言ったら、

頑張って、と手を握り返してくれました。

 

終わったら合法的に面会ができると、

その時は信じていました.....

 

さて、オペ室に入りまして、

私は物心ついてからは大きな手術を受けたことがなかったので、(小さい頃あったかどうかわかりませんが)

手術台の上で、「うわーー、、、ドラマで見るみたいなやついっぱいあるーー」と思いながら呑気にやっておりました。

 

背中から麻酔を打ち、

じわじわーっと効いてきまして、

ちょっと麻酔が上まで効き過ぎて息苦しくなってはいましたが、

なんとか意識を保ち、

体感時間30分くらいで赤ちゃんが出てきたことが分かりました。(実際は1時間くらいかかってたみたいですが)

 

その後、赤ちゃんを顔の横に寄せてもらってご対面。

意識が朦朧としていたからなんて声を掛けたかな...「かわいい」とはつぶやいた気がする。

 

 

第一印象なんですけど、

 

 

 

「赤ちゃんってこんな髪フッサフサだっけ?」

 

 

でしたwwww

それぐらい髪の毛がフッサフサでちょっと笑っちゃいました←

 

 

赤ちゃんが取り出されたその後、

急に下腹部が痛み出して、

麻酔がかかっているはずだったのに、

暴れるようにもぞもぞ動いて、

看護師さんの手を必死に握っていました。

 

 

「痛い、痛い....」と言っていたら、

看護師さんが「眠くなる薬入れますからね〜」といって、そこから数分で記憶が途切れました。

 

気がつくと、手術は終わっていて、

うろ覚えですが手術室から集中治療室に運ばれて行った記憶はあります。

 

集中治療室で、急遽全身麻酔に切り替えられたことを伝えられました。

旦那さんは赤ちゃんと会えたからね、とも聞きました。

何かあるといけないから、今晩はここで過ごしてくださいと言われました。

 

 

(後から聞いたところによると、全身麻酔で眠っていた時間は正味1時間くらいだったそうです)

 

うん、

ここで過ごしてくださいはわかるけど、

身の回りのものが何もねぇーーー!

 

みんな、というかうちの親絶対心配してんじゃん!!!!

 

LINEもつぶやきもできねーー!!

 

とりあえず看護師さんに、気がついたときに時間を聞いてみると「18:10です」と言われました。

 

めっちゃ時間経ってる〜〜!

眠ってたの何時間くらいなんだろ?!

てか旦那は心配性のうちの母にちゃんと私の状況を伝えてくれたかしら?!

 

子を産むというミッションを遂行した矢先に、

ボーナスミッション、

 

スマホなし!テレビなし!集中治療室からの脱出」

 

いやもうひどいでしょwww

なんなら昨日までいた閉鎖病棟の方がよっぽどいいわwwww

 

 

しかも、麻酔で眠ってたからなのか、

目が冴えてぜんっっぜん寝れないの!!!

しんどいの!!!

 

おまけに、明日の朝先生がもう一度きて

容態を確認するまでは

絶食、水分禁止が続くと。

 

 

いや無理でしょ🙄

 

そこから朝までは、

「水まであと◯時間....」と思いながら闘いました。

 

 

ながーーーい夜でした。

眠れないと決まって悪いことを考えてしまうので、

出産から連想して「テセウスの船」を思い出して「やっぱり貫地谷しほり竹内涼真の間が澤部っておかしくね??」とか余計なことを考えながら過ごした10時間。

 

朝8:00より少し前に先生が診にきてくれました。

万が一のため集中治療室にいるだけとは言われていましたが、

大丈夫だと聞いた時はやっぱり安心しました。

 

そして、先生に念を押すように「お水をください....」と伝えて、

看護師さんにすぐ持ってきてもらいました。

 

水ってこんな美味しかったっけ🥺

 

一般病棟に戻れたのは朝10:00ごろ。

案の定母からは心配するLINEがたくさんきていました。。

 

まず旦那に一般病棟に戻ったことを伝えて、

母に電話しました。

 

いつもと同じようなトーンで話してはいましたが、

ものすごく心配させたし、眠れなかっただろうと思います。

旦那にもいつまで集中治療室にいるか連絡があったわけではないので、病院に直接「娘から連絡がないから確認して欲しい」電話しても「答えられません」って突っぱねられたみたいでめちゃくちゃ怒ってました(笑)

 

今回の麻酔のことについては、

普通麻酔効き過ぎるか切れるかはどちらかしか起こらないけど、

たまたま重なってしまったということでした。

手術自体はなにも問題なく終わったのに、との話。

 

予想外の出来事が重なってしまって、

旦那が初めて娘ちゃんを見てどんな顔したか

見られなかったのはすごく心残り。

 

でも、旦那の優しかったところは、

私が眠っている間に娘ちゃんに面会して、

連れて行ったスタッフさんに抱っこしてもいいよと言われたそうなんですが、

 

最初に抱くのは母親のはずだから、

と断って、写真と動画を撮って、

ほっぺとおててだけ触って、

帰ったんだそうです。

 

 

私この話だけで一生泣けるわ。←

その心遣いだけで嬉しい。

早く抱かせてあげたいな。

 

 

いろいろ書いてたら長文になってしまいました。

そろそろ締めます。

 

帰還まであと4日!

頑張ります!