46枚目から。

舞台と音楽のある暮し。

2次女子と3次女子

ものすごくお久しぶりに文章を書く気になったので。


今回は、私の中の「女子」像を考えたくてこの記事を書いています。


主なテーマとしては、

私の認識の中で2次の女子と3次の女子にはどんな捉え方の違いがあるのか、です


昔から私は可愛い女の子が好きです。

男性よりは女性が好きです。


そのはずなのに、、、今までヲタクをしてきたのは男性の俳優やらアイドルやら芸人さんばかり。


女子ドルとか、自分は好きになりそうなのに、

今まで好きになってこなかったのは、

一体どうしてだろう。

そんなことを考えることがありました。


その最中に、今話題のNGT問題。

AKB関連グループのパフォーマンスについては私は全く無知なので、言及する権利はありません。

ただ、どうして偏見MAXで好きになれないのか。

その理由を言語化できずに「なんとなく」で済ませてしまうと、今後の一期一会を無碍にする可能性もあるし、グループさんに失礼かなと思って。


一方で、私は新たに「Poppin' Party」という新たな沼に足を突っ込んでいます。

女の子5人組です。

アニメのキャラクターの声を担当している声優さんが、実際に楽器を演奏するバンドです。

なんでポピパはいいのにAKBはだめなの?


原因として考えられるのは、


自分が女であるがゆえに、女のリアルな怖さを知っているから。


女の子は、思っている以上に計算高くて、

高コンテクストで、怖い生き物だということを私は知っています。


今、お友達でいてくれている人、フォロワーさんにそんな人は全くいませんが、私はいわゆるスクールカーストの最下層にいた人間であり、関係ないと思ってても巻き込まれる女のマウンティングにヒリヒリする学生時代を送ってきました。


なので、

①選挙で順位がつく

②当然駆け引きやら裏があると思ってしまう

③仲の良さがすべて計算に見える


「仲の良い」演技をプロ根性で最後まで一貫してくれれば私も信頼できるのかもしれないんですが、

私は須藤凜々花さんの結婚発表のあった総選挙の、あの先輩たちの反応を見て、「私には無理だ」と思いました。


「プロ意識の高さゆえに、須藤凜々花さんの発言が考えられないんだろう。あのリアクションは正解」と評価している人もいますし、別にそう思ってる人を否定したりはしません。


ただ、そういう人たちと私の「推し」の捉え方が違うんです。


私は、友達を作るのが上手くなかったから、

仲良しこよししている様子を見て癒されたいんです。だから私の需要にはこの人たちは合わないんだろう。


このグループは、「同世代の女子を同じ括りにして、ライバルとして切磋琢磨させて、突出した数人を光らせるためにある」


あれだけ人数も多ければ、全員が仲良いなんて到底不可能でしょう。

そして、推す側だって、「箱推し」と呼べるほど、メンバー全員の中身を知ることがどこまでできるんでしょうか。


私とAKBグループさんの間には、

需要と供給が成立しないようです。

AKBグループさんは、私のような人間に向けて商売をしているわけではありません。




私の需要に合致したPoppin' Partyと、合致しなかったAKBグループさんの違いのもう一つは、「逃げ道があるかどうか」


私がヲタクをする中で重要なファクターなのが、先述した「仲の良さ」です。


3次女子グループは、演じているとしても、

本人が色濃く出てしまうわけです。


2次の女子グループは、あくまで別人と割り切って考えることができます。


せっかくなのでPoppin' Partyのメンバーを例にして説明をします。


ボーカル・戸山香澄を演じている愛美さん

キーボード・市ヶ谷有咲を演じている伊藤彩沙さん


香澄(キャラ)は、有咲(キャラ)のことが大好き、という設定があります。


その上で、

実際お二人の仲がどうなのかはわかりませんが、

愛美さん(中の人)と伊藤彩沙さん(中の人)が万が一犬猿の仲だったら。


それを知ったとしたら少し寂しいかもしれませんが、

香澄(キャラ)が有咲(キャラ)が大好きだということは絶対に揺らぐはずがありません。

愛美さんが彩沙さんのことをどう思っていたって、あくまで別人の香澄と有咲には関係ないって割り切れます。

これが逃げ道その1。


そして逃げ道その2は、

Poppin' Partyだけがライフワークではないこと。

女子のグループに限らず、

ジャニーズも然りですが、

一度グループに属すと、その中での関係性が、芸能人生で重要になってくると思いますが、声優さんのグループ・ユニットは、声優さんがいろいろな人の声をあてている以上、掛け持ちがごく当たり前のように見えます。

私の推しである伊藤彩沙さんにも、

Poppin' Party・市ヶ谷有咲役としての顔の他に、スタァライト九九組・花柳香子としての顔があります。


一つに固執しなくていいことというのは、

「自分にはここしかない」「ここで他人を蹴落としてでものし上がろう」なんていう考えが出て来にくいような気がします。


「いろいろ掛け持ってるのは、うわべだけの付き合いになりそうだし、さっきまで言ってたことと違うんじゃないの?」っていうツッコミが来そうですが、ある種「諦め」かもしれません。


人間関係でヒリヒリ、チクチクするのは現実だけで充分。と思っている自分からすると、「本当の仲の良さ」を諦めてでも、「仲の良いグループ」を演じきってほしいという気持ちが強いみたいです。