錦戸担の私が錦戸亮のいないNEWSを好きになった理由。
美しい入り江
今日はもう眠くなって来たので手短に。
OKAMOTO'Sが、Google翻訳とコラボして発表した"Lagoon"という曲のミュージックビデオがカッコいいです。
Google翻訳はスマートフォン搭載のカメラを利用し、カメラに写した文字列を別言語に変換するアプリで、最近Twitterでなんかのアニメみたいでカッコいいって話題になってますよね(何のアニメかわからないってのが私の詰めの甘さ)
Lagoonは元々ミュージックビデオのない曲だったみたいなので、今回新たに作られたのがこのGoogle翻訳コラボというやつらしいんですが、画面の下にスマートフォンが置かれて、元の映像と文字列翻訳後の映像がシンクしてるっていう面白いビデオです。街の中のシャッターに書かれた文字列、レコードのタイトル、スケッチブックの文字、ラーメン屋のメニュー表など、街中にごくごく普通にある文字列がパッと違和感なく別言語に切り替わる様がすごく面白いです。(演出として精度が上がっているだけかもしれませんがそこは目をつぶりましょうw)
なんとなくなんですが、スマートフォンをかざしたらすでに変わってるんじゃなくて、一回文字列がそのまま写ってからパッと翻訳されるところが好きですね。「変わった!!」って感動があるからなんでしょうか。
あと個人的にひとつ気になっているのは、
最後「DETECTIVE」って書かれた眼鏡をかけている人が、画面の中のスマートフォンを見つけて押収するってシーンで終わるんですよ。
ラーメン屋にいるシーンでも、文字列の入った眼鏡をかけている人が何人か登場するんです。その人たちはカメラに写って翻訳されます。だけど最後のDETECTIVEさんだけは、眼鏡がギリギリ写らないように近寄って来てスマートフォンを押収していくんです。
なんか意味があるのかな。DETECTIVEだからバレちゃいけないとかそういう意味かな(笑)
気になった方はぜひご覧ください
三浦春馬という役者
Errorという歌
私的ベスト5に入るErrorという曲があります。
Hey Hoというシングルのカップリングになっている曲なんですが、深瀬さんにしか書けない物語テイストで、強い言葉を惜しまず使う歌詞が好きです。
歌詞をまるっと全部書くと最近はkスラックとかいう人たちがうるさいみたいなので、簡単に歌詞の内容を紹介します。気になる人はぜひ聴いてください。
主人公はロボット。人殺しのために作られた兵器です。そんな彼は上官からずっと「人を愛すと自分が弱くなるからだめだ」と教え込まれ、人を傷つけることで褒められて育ってきました。そんなある日、たった1人で戦っている女性に恋心を抱きます。いっぱいの花束をあげたり、料理を作ってあげたり、アプローチを試みますが、なんせ相手は人間ですから、気持ちなんかわかるわけありません。しかし、不器用ながら彼女に接していく中で人を愛することを覚えます。そこで頭をよぎるのは、叩き込まれてきた「愛し、守るものがあると弱くなる」という教え。葛藤する彼に想い人はこう言い聞かせます。「自分の弱さを知れるのは強いということなの」と。
ここまでが大筋。
この後にやってくるのが、今回考察したい歌詞になります。
『夜空に容赦なく降る銃弾
弾が当たったことなんかなかったのに
腕の中にいる君を見てわかったんだ
僕は君の家族になりたかったんだ
*僕は戦うために作られた
軍事用ロボットとして生まれた
たくさんの人を傷つけて
勝つたびに褒められた』
(SEKAI NO OWARI / Error)
*の部分は歌い出しと同じです。
ここでとっても気になるのは、
①誰が死んだ(壊れた)のか
②*の部分で彼は何を思っているのか
僕は君の家族になりた「かった」と言っていることもありますが、深瀬さんの書くラブソングにはバッドエンドが多いので、この恋は実らなかったものだと想像がつきます。ただ、深瀬さんの書くラブソングの実らなさは、片想いのせいではないことが多いです。この曲と対にされることが多い不死鳥という曲は人間の彼が不死身の彼女に恋をする話になっており、スノーマジックファンタジーでも人間の彼と妖精との恋を描いていますが、全て「死」が2人を別ちます。
銃弾の中を逃げ回ってるわけですから、そりゃあどっちか死ぬ(壊れる)に決まってますよね(笑)
ただ、気になるのは、「弾が当たったことなんかなかったのに」という文言があるということは、少なくとも彼の方にもダメージがあるはずです。しかし、「腕の中の〜」という歌詞から、腕の中にいる今にも息絶えそうな彼女を見て、という解釈もできます。
別にどっちが死んだかとか別にいいじゃん!っていうとね、私からしたらそうじゃないんですよ。どっちが死んだかわからないと、最後にして最大の謎である②*の部分の解釈がだいぶ変わってくるわけです。
なぜ、歌い出しと同じ歌詞を最後に持ってきたんでしょうか?
どうやって聴いても、人を愛することを知らなかった頃の彼とは全然違うような気がします。
では、どちらが死んだかをケース別にして*を読み解いてみます。
⑴彼が壊れた
戦うために作られた自分を回顧し、嘲笑い、愛を知った自分に満ち足りた思いを抱いているように聴こえる
⑵彼女が死んだ
愛を知らなければ強いままでいられたと思い、心を閉ざしてしまった、もしくは「やっぱり戦うことが運命なんだ、逆らえないんだ」という虚無感を感じる
ここまで書いていたら、⑵の線がやっぱ濃厚かなと思えてきましたね。状況的に彼女が死んでそう。腕に彼女抱く体力が残ってるのにいきなり壊れないでしょ(笑)
あとは、彼女が死んだ悲しみで再び「エラー」を起こして記憶が飛んだか、ってとこですかね。
ここまで考えさせる(というか勝手に考えてるだけやけど)深瀬さんの歌詞本当に好きです。殺しちゃおうとか歌詞に書けちゃう深瀬さん好きです。
タルカス楽しかったです。ありがとうございました。